小学校 道徳教科書の東京書籍  新しいどうとく(小学校)の教材、「星野君の二塁打」の内容です。

小学校 道徳教科書

東京書籍  新しいどうとく

星野君の二塁打

内容項目 身の回りの大勢の人たちとの関わり
よりよい学校生活、集団生活の充実
6年生
1.本教材について
 東書p.80 学校図書6年p.14「身の回りの大勢の人たちとの関わり」より良い学校生活、集団生活の充実、あかつき6年p.94、「規則の尊重」より良い学校生活、集団生活の充実
▼少年野球チームで一員である星野君はある場面で監督からバントの指示を受けた。しかしその指示には従わず、二塁打を打ちチームは勝った。しかし「チームで決めた規則を破った」として監督から出場停止を受けた、という話しである。  
▼「あかつき」の設問では、「星野君の取った行動を通してきまりを守り、義務を果たすことの大切さについて考える」と書かれている。  
▼本教材を読むと次のような疑問が浮かぶ。  監督が話すとそれが規則になるのか、最初の話し合いでは自由に意見が出て議論が行われたのか、少年野球というのは規律やチームワークの心を養うためにあるのか、野球を楽しむということは大事なのではないか、出場停止というのは行為にふさわしいペナルティなのか、ペナルティはあらかじめ明示されていたのか、バントという作戦をどう考えるか。
2.本教材を扱う際に、特に注意すべきだと考えたこと ▼この教材は教科書会社によって多少異なっているが、どの教科書も、星野君の行動は間違っており、監督の指示に従うことが「正解」であると読み取れるような内容になっている。授業はその正解に向けて行うことが想定されているように思われる。しかし、自由に発言させれば子どもからもいろいろな意見が出ると思われるし、参考資料にあるようにスポーツ指導者の中にもさまざまな考え方がある。さまざまな考え方を参考に活発な対話を行いたい。   
▼指導過程は1限で計画したが、ディベートまで行うには少なくとも2限は必要だと思われる。
3.指導計画
 PDFをご覧ください。
参考資料
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