小学校 道徳教科書の光文書院 ゆたかな心(小学校)の教材、「これが日本」の内容です。

小学校 道徳教科書

光文書院 ゆたかな心

これが日本

内容項目 集団や社会との関わりに関すること
伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度
光文書院6年_ページ_001
1.本教材について
光文書院6年p106「集団や社会との関わりに関すること」伝統や文化の尊重、国や態度を愛する態度
▼教科書には、日本が築き上げてきたすばらしいこととして「便利な生活」「美しい自然」「伝統文化」「健康的で『しゅんな』たべもの」「時間や約束を守ること」「礼儀正しさ」「安全なくらし」「人を大切にする」の八つがあげられている。  
▼しかし、「美しい自然」はともかく、「人を大切にする」などの項目は、項目自体があいまいで、どういう根拠でそう書いているのか疑問である。「安全なくらし」も、例えば殺人率は、現在、国際的にも歴史的にもきわめて低いが、東日本大震災の際の原発事故などを考えると「安全」と言えるかどうか疑問符がつく。いまでも日本の食品を禁輸の対象としている国もある。九州で原発事故が起こったら日本列島全体が住めなくなるという人もいる。伝統について言えば、ヨーロッパに比べても日本は過去の建造物を破壊し、あたらしく作り直してきたという歴史を持っている。  
▼どのような場合も、事実に基づかない、あるいははっきりした根拠に基づかない材料は取り上げるべきではない。
2.本教材を扱う際に、特に注意すべきだと考えたこと ▼教科書にあるように小学生がこれから長い人生を生きていく上で「どんなこと・もの」を大切にしていきたいか、ということを話し合う機会にすればよい。ただ、いくつかの指標を参考にしても良いと思う。日本の自殺は国際的にもきわめて多い。男女格差の指標では114位である。国連などが行っている幸福度調査は主観的な幸福感を聞いているので順位にはあまり意味はないが、日本では主観的な幸福感が低いということは知っておいても良いかもしれない。(これらの指標については参考資料を参照)  
▼「お国自慢」はとくに神経質にならなくても良いと思うし、オリンピックなどで日本を応援するのもごく多くの感情であろう。こうした感情は「ありふれたナショナリズム(愛国心)」ともいうべきものだが、子どもたちにはこの「ありふれたナショナリズム」を客観的に見て付き合う方法を学習してほしい。「ありふれたナショナリズム」がいつ「狂信的なナショナリズム(愛国心)」になるかもしれないのだから。  ▼そのために特に「ありふれたグローバリズム」にも注目して子どもたちにも伝えたい。「ありふれたグローバリズム」とは身近にある外国商品(百均に行けばすぐ見ることができる)身近にいる外国人、外国につながる隣人である。彼らが日本人とともに社会を支えていることに気づかせたい。
3.参考資料 ▼日本の自殺について 厚生労働省自殺対策白書  tps://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/jisatsu/17/dl/2-3.pdf  ▼男女格差指標 http://www.gender.go.jp/public/kyodosankaku/2017/201801/201801_04.html  ▼国連幸福度調査 https://1ovely.com/world-happiness/ (元の報告は英文)   いずれも最終アクセスは2019年2月3日   
▼外国人、外国につながるスポーツ選手は多い。   卓球の張本智和選手、ダルビッシュ有選手、浦和レッズの李忠成選手、ラグビーのリーチ・マイケ ル選手、テニスの大坂なおみ選手等々   サッカーやラグビーの監督、コーチの多くが外国人であり、平昌オリンピックでもたくさんの外国 人コーチが活躍した。   大相撲は外国人選手によって支えられている。幕内の番付表を見ればわかる。   芸能人にも多い。 演歌歌手のクリス・ハートさんなど。
▼NHK 2012年2月3日 の放送の紹介「新日本風土記」(NHK HPより)  大阪市生野区。5人に1人が在日韓国朝鮮人といわれるコリアタウンを旅します。 コリアタウンならではのグルメ。「煙の名店」として知られる老舗の焼肉店や在日コリアンが代々受け継いできた驚異の豚肉料理を紹介します。生野にコリアタウンが生まれた歴史も紐解きます。キムチ作りに一生をかけたハルモニ(おばあちゃん)。海を越え、子供たちや仲間たちに食べさせるためだけに働き続けました。そんなハルモニの“働く1日”に寄り添いました。海の向こうにある故郷の村の同窓 会の様子も紹介。大阪の繁華街に今もいきづく村の絆に迫ります。さらに、国籍を変更し、日本人となった若者が経験した葛藤や未来への願いも描き出します。  人の息づかい、生きる姿がそのまま魅力となるコリアタウンをドキュメント。9つのエピソードでつむぐオムニバス構成です。
4.指導過程
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参考資料
©2018 人権を大切にする道徳教育研究会
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