小学校 道徳教科書の日本文教出版  いきるちから(小学校)の教材、「はしのうえのおおかみ」の内容です。

小学校 道徳教科書

日本文教出版  いきるちから

はしのうえのおおかみ

内容項目 主として人との関わりに関すること
親切、思いやり
1年生(日本文教出版)
1.本教材について
 内容項目:主として人との関わりに関すること―親切、思いやり
(光村図書1年 p.42 .教育出版1年 p.64  学研みらい1年 p.86 日本文教出版1年 p.28 広済堂あかつき1年 p.72 
▼教科書によっては、初めから「人に しんせつに されると うれしく なりますね」や「しんせつは いい きもち」など、人に親切にするといい気持になるといった前提の中で、設問が作られている。また、ここにでてくるおおかみは、自分より弱いと思っているうさぎ・きつね・たぬきに対してはいじわるをし、自分より強いくまには、はしを譲ってあげるという、強いものと弱いものの関係の中で話が作られている。
▼おおかみは、くまのまねをしてうさぎを抱きかかえ、はしを渡らせてあげる。そのとき、おおかみはいい気持になる。しかし、うさぎの心情が出てこない。今まで意地悪をされたおおかみに持ち上げられてどう思ったのだろうか。おおかみの急な変化に戸惑っていないだろうかなど、考える余地がない。そもそも、親切にされてうれしいと思える関係について、考えられていないのは、重大な欠陥に思える。
2.本教材を扱う際に、特に注意すべきだと考えたこと ▼「しんせつは きもちいい」という価値のみの押し付けにならないように考えていきたい。 例えば、相手によって態度を変えたおおかみの行動に注目して議論したり、橋が一本しかないことで起 こる不便さについて、1から解決していく方法(橋を広くする。渡る規則をつくるなど)をみんなで考 えたりするものよい。また、その後のおおかみと仲良くしていくためにはどうすればよいか、これら、 おおかみやうさぎがどのように行動していくかなど考えてもよい。 ▼ここでは、自分自身と重ねあわせながら、おおかみの気持ちの変化を考えた。
3.指導過程
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参考資料
©2018 人権を大切にする道徳教育研究会
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